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FIFAワールドカップ・アジア最終予選は11月11日にグループBの第5節、ベトナム代表と日本代表の試合がハノイ市のミーディン国立競技場で行われ、ベトナムが0-1で敗れた。同予選で初のホーム有観試合(収容制限30%)とあり、高いモチベーションで臨み、格上日本を相手に健闘を見せたが、最後まで決定的シーンを作ることは出来ず攻撃陣が沈黙。ベトナムは5連敗となり、依然としてグループB最下位に沈んでいる。
パク・ハンソ監督はこの試合、元水戸のFWグエン・コン・フオンをスタメン起用し、好調のFWグエン・ティエン・リンと2トップを組ませた。既に2敗の日本は何としても勝ち点3が必要な試合ということで、ベトナムにとって難しい試合になることが予想され、勝ち点1でも獲得できれば成功と言える状況だった。
慎重な立ち上がりを見せた両チームだったが、ベトナムは開始早々に2度のピンチを迎える。しかし、これは日本がシュート精度を欠いて事なきを得る。ここから試合はテンポを落とし、日本がボールを握る時間が徐々に増えていく。
試合が動いたのは17分、FW南野拓実がスピードに乗ったドリブルからゴール前にクロス。これを走りこんできたFW伊東純也がダイレクトで合わせて日本が先制。ベトナムはここから細かく繋ぎながらチャンスをうかがい同点ゴールを狙うが、MFグエン・ホアン・ドゥックのシュートはジャストミートせず、GKに難なく防がれる。
その後も日本にボールを持たれる展開となり、40分にはカウンターから再びFW伊東純也にゴールネットを揺らされるも、これはVARの結果、MF田中碧がオフサイドポジションにいたとの判断からノーゴールとの判定。前半はこのまま0-1で終える。
後半に入ると、ベトナムも少しずつ攻撃の形を作るが、どれもフィニッシュの精度に欠く。一方の日本もより多くのチャンスを作るものの、こちらも決め手に欠いた。ベトナムは終盤、途中出場のMFルオン・スアン・チュオンがセットプレーの流れからシュートを放ったが、これも枠を捉えきれない。
試合はこのまま0-1でホイッスル。実力差からみれば、ベトナムの敗戦は順当なものだが、ホームでの番狂わせを期待したサポーターからは、やや落胆の表情が見えた。これでベトナムは5連敗となり、アジア最終予選の厚い壁にぶち当たっている。一方、勝った日本は勝ち点を3に伸ばして暫定3位に浮上した。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+
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