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ベトナム1部サイゴンFCはこのほど、来季の新戦力として今季タイ1部スパンブリーFCに所属していた日本人MF苅部隆太郎(28歳)を獲得したと発表した。既にホーチミン市に到着しており、隔離措置を受けている。
同選手は2018シーズン途中までベトナム1部タインホアFCでプレーしており、3シーズンぶりのVリーグ復帰となる。パスセンスに秀でた苅部には、プレイメイカーとしての役割が期待されている。
東京都出身、188cmの長身でモデル顔負けのルックスを持つ苅部隆太郎は、イケメン選手としてJリーグ時代にも知られていた。川崎フロンターレの下部組織で育ち、明治大学を卒業。当時J2のFC岐阜で2シーズンプレーした後、怪我を理由に一旦現役を引退。
その後、インドネシア1部プルセル・セルイで現役復帰し、2018年にタインホアFCに加入した。タインホア時代は在籍した4か月で、ACL予選、AFCカップ、国内リーグで計10試合に出場し2ゴールを挙げている。タインホア退団後はタイに活躍の場を移していた。
サイゴンFCは今年、FC東京と業務提携したのを皮切りに急速にクラブの日本化を進めている。今オフには、J1の横浜FCから元日本代表MF松井大輔(39歳)、J3のFC岐阜から高崎寛之(34歳)、J2の栃木SCからF禹 相皓(ウ・サンホ、28歳)を相次いで獲得。今回、苅部が加わったことで、Jリーグ経験者を一気に4人も補強したことになる。
なお、サイゴンFCは12月29日にホーチミン市で開幕するプレシーズン大会に参加する。今大会には、サイゴンFC、ホーチミン・シティ(HCMC)、ビンディンFC、ハノイFCの4チームが出場。サイゴンFCは初戦で今季2位の強豪ハノイFCと対戦する。
記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+