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自動車レースの世界選手権「フォーミュラ1(Formula One=F1)」委員会が先日発表した2021シーズンの暫定カレンダーによると、ベトナムは開催地リストから除外されたが、ベトナム側は現在も開催実現に向けて交渉中であると強調した。
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のベトナムグランプリ(Vietnam Grand Prix=VGPC)社は、発表されたカレンダーはあくまで暫定のものであり、開催の可能性を模索しながらF1委員会との間で交渉を続けていくとした。
ベトナムは2020シーズン、F1ハノイGPを4月初めに初開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行したことで延期が決定。その後、開催の可能性も含めて調整していたが、VGPCと国際自動車連盟(FIA)の話し合いの末、今年10月に正式に中止が決まった。
なお、2021シーズンは、10月10日の日本GPを含む全23戦で、史上最多のレース数となる見通し。同シーズンは3月21日のオーストラリアGPで開幕し、12月5日のアブダビGPでフィニッシュ。4月25日の第4戦は当初、ベトナムGPとなるはずだったが、暫定カレンダーでは開催地未定となっており、代替案としてマレーシアの名前が挙がっている。