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開催中のアマチュアセーラーによるクリッパー世界一周ヨットレース(Clipper Round the World Yacht Race)で、第5区のヨット隊が2月17日から21日にかけて南中部沿岸地方ダナン市に寄港する。ヨット隊は18日、オーストラリアのウィットサンデー諸島をダナン市に向けて出発した。
第5区では、「アジア・パシフィック・チャレンジ(Asia-Pacific Challenge)」をテーマに6300マイル(約1万0139m)を航海する。ウィットサンデー諸島からダナン市までのレース「ダナン・アジアの新発見(Da Nang-New Discovery of Asia)」は、31日間に及ぶ。ヨット12隻に乗った約200人は、ベトナムに約1週間滞在した後、中国の青島へ向かう。
このレースには、ダナン市カムレ区在住のグエン・チャン・ミン・アンさん(男性・29歳)が唯一のベトナム人セーラーとして参加する。アンさんが所属する「ダナン・ベトナム」チームは12か国・地域の男女58人から成り、同区間では16人がヨットに乗り込むという。
ダナン市人民委員会のダン・ベト・ズン副主席は、ダナン市がスポンサーとして寄港地を提供することで、貿易や投資、観光、また外交関係や文化、社会の発展を後押しすることに繋がると期待を寄せた。
また、同市文化スポーツ観光局は、ヨット隊の寄港に合わせて飲食文化交流フェアや写真展、ウォータースポーツなど様々なイベントを開催する。
クリッパー世界一周ヨットレースのヨット隊は、2015年8月30日にイギリスのロンドンを出発。リオデジャネイロ(ブラジル)、ケープタウン(南アフリカ)、アルバニー(オーストラリア)、シドニー(同)、ホバート(同)、ウィットサンデー諸島(同)、ダナン(ベトナム)、青島(中国)、シアトル(米国)を順に回り、パナマ運河を通ってニューヨーク(同)及びロンドンデリー(北アイルランド)に寄港し、2016年7月30日にロンドンへ戻る予定。