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- 8つの罪の刑罰から死刑廃止を提案
- 減刑なしの終身刑に変更へ
- 10月の国会で審議・可決
公安省は2015年版刑事法の改正案で、8つの罪について刑罰から死刑を廃止し減刑なしの終身刑に変更することを提案した。
死刑廃止が提案されている罪は以下の8つ。
◇反政府活動
◇国家の物理的・技術的インフラの破壊
◇偽造医薬品の密造・密売
◇違法薬物の密輸
◇平和破壊と侵略戦争を起こした罪
◇スパイ罪
◇資産横領罪
◇収賄罪
死刑廃止提案の理由として、2013年版憲法に基づく人権の具体化、法治国家の構築、国際統合などが挙げられる。
現行の刑事法では、18の罪に死刑が適用されているが、実際には一部の罪に対する死刑の必要性が低下している。特に資産横領罪や収賄罪に関しては、過去の判例でも死刑判決が少なく、事実上の適用外となっている状況だ。なお、改正案は2025年10月の第15期国会第10回会議で審議・可決される見通し。