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女子ワールドカップ予選を兼ねた2014 AFC女子アジアカップ本大会の準決勝、なでしこジャパン(日本代表)と中国代表の試合がホーチミン市で行われ、日本が延長後半ロスタイムの劇的ゴールで決勝進出を決めた。
所属クラブの都合により、エースストライカーの大儀見優季が抜けたFW陣は、高瀬愛実と川澄奈穂美が2トップを組む形でスタート。日本代表は前半5分に、高橋が相手DFのクリアミスを拾ってシュートするもサイドネット。日本代表は丁寧にボールを繋いで中国ゴールに迫るが、ゴールは奪えず、前半は0-0で折り返す。
日本代表は後半、試合の流れを変えるため、川澄を左サイドに、宮間をトップ下に入れて、前線は高橋の1トップとした。試合が動いたのは後半6分、宮間の左CKを澤穂希が頭で合わせて先制。その後も日本代表が攻め続けるがなかなか追加点が奪えない。後半35分にはハンドで与えたPKを決められて、中国代表に同点ゴールを許す。
試合はこのまま延長突入し、両チーム一進一退の攻防を見せるが、延長後半ロスタイムに再び宮間の左CKから今度は岩清水梓が頭で合わせて劇的ゴール。試合はそのまま終了し、日本代表が決勝進出を決めた。なお、準決勝のもう一試合はオーストラリア代表が韓国代表を2-1で下しており、日本代表は25日にアジアカップ初優勝を賭けた決勝戦でオーストラリア代表と対戦することになった。