(C) bongda. グエン・バン・クイエット(中央) 写真の拡大 |
サッカーベトナム代表で、VリーグのハノイT&Tに所属するMFグエン・バン・クイエット(22歳)が、J2松本山雅FCからのオファーを断っていたことが明らかとなった。
松本は昨年から同選手に興味を示しており、今年に入ってからは松本のスタッフがベトナムに渡り、ハノイT&Tおよびグエン・バン・クイエット本人と交渉を続けてきた。
松本は、グエン・バン・クイエットに対し月給7000ドル(約71万4000円)の条件を提示。同選手もレベルの高い日本でのプレーを熱望していたが、クラブ側が「今年はリーグ戦に加えて、AFCカップもある。君はチームの中心で、簡単には代えがきかない選手だ」と残留を要請。結局、グエン・バン・クイエットがこれに応じて残留を決定した形だ。
このほか、ベカメックス・ビンズオンやハイフォンなど国内の他クラブへの移籍が噂されていたベトナム代表MFファム・タイン・ルオン(26歳)も残留が決定した。同選手は2011シーズンのVリーグ年間最優秀選手だが、今シーズンは不振に陥っており、出場機会が減っていた。
因みに、Jリーグでは今シーズンから提携国枠を新設。これにより、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポールの国籍を有する選手を外国籍選手枠・アジア枠とは別に1人登録することが出来るようになり、これを利用して、J1甲府とJ2札幌がインドネシア人選手を相次いで獲得している。