文化スポーツ観光省は9日、ベトナムプロサッカー株式会社(VPF)の設立に合意する内容の文書を発出した。2012年の設立を目指している。10日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
ベトナムサッカー連盟(VFF)は、国内サッカーのレベルアップ、各クラブの資金力増強、および収益増加のため、VPFを設立することを提案。ベトナムサッカー連盟は、VPFを株式会社として設立することを主張したため、同省は現行の法律のもとで、実現の可能性を探ってきた。
VPFには、現在Vリーグに所属する10クラブと、その他の国内有力クラブ、合わせて24クラブが加盟する見込み。今月26日に第1回会議が開催される予定で、その後、会長・役員などを決定する。VPFの資本金は310億ドン(約1億1200万円)で、このうち、35.6%をベトナムサッカー連盟が拠出し、残りを各クラブの運営会社が出資する。
ベトナムサッカー連盟は、10月に行われたサッカー日本代表とベトナム代表との親善試合の際に、Jリーグの運営について、経験を訊く機会があったとし、Jリーグの運営方針をモデルとしていきたいとコメントした。今後は日本や韓国などのプロサッカークラブを積極的に訪問し、アジアにおけるVリーグの地位を高めていく方針。