(C) tuoitre 写真の拡大 |
(C) tuoitre 写真の拡大 |
ハノイ市ドンダー区在住の会社員のブイ・ゴック・クオンさん(男性)は、ストレスの多い仕事の後の趣味として、観賞用のアリを飼育している。クオンさんは、アリの個体や飼育用品を販売することで、月に2000万~3000万VND(約12万3000~18万4000円)の副収入を得ている。
世話に時間がかからず、場所も取らず、自宅にもオフィスにも置ける観賞用のアリは、ハノイ市の若者に人気のペットとなっている。
クオンさんは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前から観賞用のアリの飼育というものを知っていた。現在、クオンさんが飼育するアリは、外来種と在来種を合わせて30種類に達している。
「小さいころから、アリが行進するところや、食べ物を探したり巣に運んだりする様子を見るのが大好きで、アリの通り道を追っていたんです。アリは小さいですが、団結力があって、チームワークの精神も強いんです。あるときユーチューブ(YouTube)を観ていたら、たまたま海外でアリをペットとして飼育している動画を目にして、自分もやってみようと思い立ちました」とクオンさんは語る。
野生のアリは生命力が強いが、箱の中でアリを飼育する場合には、飼い主自身がアリの飼育について学び、経験を積まなければならない。
しかし、これはアリを飼い始めたばかりのころのクオンさんにとって、苦労した点でもある。なぜなら、自宅でアリを飼育する方法や、種類別のアリの行動について書いた本などなかったからだ。