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プロのドッグトレーナーになるには、2~3か月のトレーニングを受けなければならない。この仕事に就こうとする人は、本当に動物が好きであってこそ、忍耐力を養い、プレッシャーにも耐えることができる。
また、トレーナー候補生は、獣医学の知識、犬小屋や放し飼いエリアの作り方、訓練の仕方、犬の世話の仕方、そして犬の記憶力の理解も必要になる。トレーニングの過程では、トレーナーが簡単な知識から難しい知識まで、1つたりともステップを飛ばすことなく教える。
トレーナーにとって、強靭さと持久力を兼ね備えた健康もなくてはならないものだ。また、怪我や感染症のリスクを抑えるため、訓練コースに入る前に、犬もトレーナーも定期的に狂犬病ワクチンの接種を受けなければならない。
「犬の訓練にかかる時間は飼い主の要望によっても異なりますが、通常の訓練の場合はほとんどが2~3か月程度で終わります。一方、専門的な大会に出る場合などは、6か月から1年を要します」とトゥアンさんは話す。
ホーチミン市ホックモン郡にあるタンクエン犬訓練場を管理しているボー・グエンさん(男性)によれば、ここでは毎月約30頭の犬が訓練コースに参加しており、1頭の犬につき1回30分の訓練を1日2回ずつ行うという。
ただし、この仕事は高収入が得られるものの、プレッシャーやリスクも伴う。「身体の大きな猛犬の訓練は苦労します。時にはトレーナーが襲われたり、引っかかれたり、かまれたりして怪我をすることもあります」とグエンさんは語る。それでも、定期的に狂犬病ワクチンを接種しているため、トレーナーは最悪の事態を避けることができている。