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「当時、私は自分自身にとって、そして特別な状況にある子供たちにとって、何か役に立つことをしなければと思っていました。ただ知識を教えるだけでなく、子供たちが自信を持って、障がいと共に自分らしく全力で生きていく手助けをしたいと思ったんです。彼らの夢を妨げるものなど何もありませんから」とトゥイさん。
トゥイさんによると、自閉症の子供たちに知識を与えることももちろん大事ではあるものの、最も大事なことは自閉症の子供たちを愛する気持ちだという。子供たちにとってできるだけわかりやすく、より効果的に教えることができるよう、トゥイさんは毎日計画を立てることに多くの時間を費やしている。
毎朝、トゥイさんは授業の1時間前にアンニエン教育心理学応用センターに出勤し、机の周りをきれいに整理整頓する。昼には子供たちの食事を手伝い、昼寝の寝かしつけをして、午後5時に教室を片付けてから平和村の愛する我が家に帰る。
トゥイさんの楽観的で前向きな人生は、多くの人々にとって貴重な教えとなっている。トゥイさんが三輪バイクに乗ったり、道を歩いたり、職場の階段を上り下りしたりする姿は力強く、強い意志を感じさせるのだ。
トゥイさんは、日々生きて、息ができる、それだけで素晴らしいという。「私にとって、痛みは原動力であり学びであり、より充実した人生を生きるための基盤なんです。人生が完璧かそうでないかは人それぞれ、自分の運命をどのように見るか、そして自分の人生に信念と感謝の気持ちを持てるかどうかにかかっています」とトゥイさんは語った。