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友人から教わって1週間で、ルオンさんはピーナッツキャンディとアイスキャンディの作り方をマスターした。それから毎年、夏にはアイスキャンディを作り、冬には火を焚いてピーナッツキャンディを作っていたが、アイスキャンディの人気がなくなってくると、ピーナッツキャンディの通年販売に切り替えた。
ルオンさんは、多くの人にとって昔懐かしの味であるこのキャンディを30年以上も売り続けているが、クアンビン省で今もなおこの甘いお菓子を売っているのはおそらくルオンさんだけだろう。
片足しかないルオンさんは、失った方の足に義足を着け、雨や嵐の日を除いて30年以上毎日、自転車でドンホイ市のあらゆる路地や学校、海辺のレストランなどに出向き、夜の9時から10時ごろにようやく帰宅する日々を続けている。
ドンホイ市ナムリー街区に住むレ・ティ・ハーさん(女性・39歳)は常連客で、ほぼ毎週、ルオンさんが自転車で路地までキャンディを売りに来るのを待っているという。ハーさんはドンホイ市の小学校と中学校を卒業しており、ルオンさんのキャンディは幼少期の思い出の味でもある。
「大人になってもルオンさんのキャンディが食べたくなるんです。私だけでなく友人たちも同じで、今でもルオンさんの甘くて素朴なキャンディの味が恋しくなります」とハーさん。