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2月15日、1400万人ものフォロワーを抱える「レゴ(LEGO)」のフェイスブック(Facebook)のファンページでベトナムのテト(旧正月)の伝統的な食事をブロックで再現した作品が紹介され、注目を集めた。この作品を手掛けたのは、ホーチミン市在住のフリーランスの3Dデザイナーであるフイン・カオ・ブー・カンさん(男性・31歳)だ。
ファンページで紹介されたのは、豚の角煮と煮玉子(thit kho tau=ティットコータウ)、ちまき(banh chung=バインチュン、banh tet=バインテット)、ゴーヤの肉詰め(kho qua don thit)などで、レゴの「今週の創作(Build Of The Week)」に選ばれた。
カンさんは4~5歳のころからレゴで遊んでいたが、18歳になって再び触れるようになり、本格的に創作を始めた。以来、様々なテーマの作品を生み出している。
今回のテトの食事の作品は、カンさんが2019年12月に創作した「テトを祝う(An Tet)」というテーマの一部だ。
カンさんは、たまたま目に入った濃いオレンジ色の丸いブロックが、見た目もサイズもアヒルの煮卵の断面に似ていたことからこのテーマを思いついたという。「以来、レゴでテトの伝統的な食事をたくさん作ってきました」とカンさん。
アイデアを生み出し、下絵を描くことも難しいが、作品にぴったり合ったレゴのピースを探すことはもっと難しいことだった。
中でもカンさんにとって最も難しかったパーツは、ホアマイ(hoa mai=黄色い花をつけるミッキーマウスの木)の枝だ。躍動感のある本物らしい枝を作るために適したピースを探す必要があった。