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ここ数か月の間、北中部地方クアンチ省フオンホア郡(huyen Huong Hoa)のフオンリン小中学校が開講した非識字撲滅クラスに、多くの大人たちが参加している。
学校が大人を対象とするクラスを開講したことで、高地に暮らす少数民族の1つであるブル・バンキエウ(Bru - Van Kieu)族のコミュニティの間では、学習に対する活気に満ちている。
ほとんどの人は文字に馴染みがなく、読み書きが全くできない人もいる。しかし、そのような人たちもこのクラスに通うようになったおかげで文字の読み書きができるようになり、大喜びだ。
以前は、女性たちが畑仕事を終えて帰宅するのは18~19時。収穫期にはもっと遅くなった。しかし、クラスが開講した今では皆、授業を休まないために必死で仕事をする。授業に間に合うように畑から戻って、夫と子供の食事を準備し、身支度をして16時ごろにご近所さん同士で声をかけ合いながら、皆で一緒に学校へ行く。
文字を教えるクラスができてから、フオンリン村(xa Huong Linh)に住むホー・ティ・ホンさん(女性・35歳)は学校に行くために家事や仕事をやりくりしている。「勉強が好きなので、早く帰宅するために畑仕事も頑張って終わらせるんです」とホンさん。
帰りが遅くなった日でも欠かさず学校へ行き、休むことはない。ホンさんは「以前は家族が貧しく苦労していて、きょうだいの世話もしなければならなかったので、学校に通えませんでした」と語る。