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そして遂に2018年の初め、学費50%免除でドンドー大学の法学部に入学できたのだ。当初、リンさんは自身が大学生になったことを妻以外の家族には秘密にしていた。しかし、毎日自転車を漕いでどこかへ通う父親を見た子供たちも次第に事情を理解し、応援するようになったという。
大学に通うようになってからというもの、リンさんが深夜2、3時に起きては電気をつけて本を読んだり勉強するようになり、ゆっくり眠れなくなった妻のドンさんは2階の部屋に移った。それでも、「私が助けられることと言えば食事ぐらいですから、精神面でもサポートしないとね」と、ドンさんはリンさんの勉強を応援している。
リンさんの3人の子供はいずれも高卒で、現在は単純労働をしている。末娘で縫子をしているドゥオンさん(45歳)は父についてこう語る。「私たちはみんな父がどれだけ勉強することに焦がれていたかを知っていますから応援しているんです。父は孫たちのお手本ですね」。
ドンドー大学の教員によれば、リンさんはとても勤勉で毎日一番乗りで登校し、欠席したのは詩クラブの会合があった2日間だけ。女性教員が「おじいちゃん—孫娘」という体で接しようとしたところ、リンさんは頑なに「先生−学生」を貫いたとか。授業では積極的に挙手し、音楽や文芸のイベントでも盛り上げ役で、クラスメイトからも慕われている。