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1993年生まれのファム・グエン・フオック・ディエンさんは、着せ替え人形「バービー(Barbie)」の衣装のデザインに熱中している。ディエンさんの作る着せ替え衣装は、繊細ながらも豪華で美しく、レッドカーペットを歩く「ミス」たちの衣装に劣らない。
ディエンさんは、ホーチミン市のホアセン大学のファッションデザイン科の学生だった。学生のころのディエンさんは斬新な素材を使ったデザインに情熱を注いでおり、果物や草花を使ったデザインが地元紙で取り上げられたこともある。
彼の創造的なインスピレーションはとどまるところを知らず、今は着せ替え人形の衣装作りに取り組んでいる。ディエンさんは、「人形の衣装のデザインは、国内外のミスコンテストからアイデアを得ています。世界的に有名なモデルやミスの衣装を完璧にミニチュアコピーした中に、自分自身を表現したいと思っているんです」と話す。
大学を卒業したディエンさんは今、グラフィックデザインの仕事をしている。「ファッションは小さいころから今に至るまで大好きです。でも、この情熱を追求するには、経済状況や時間など多くのものに依存せざるを得ません。そのため、ファッションへの情熱を少し抑えて、仕事と経済が安定してからまた続けることにしたんです」とディエンさん。