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全国各地で2月、ベトナム人民軍の新兵入隊式が行われた。ホーチミン市12区にある第7軍区士官学校では現在、全国各地から集まった20代の女性新兵100人が各部署へ配属される前に3か月にわたる訓練を受けている。
ベトナムでは、2016年1月1日に施行された改正兵役法により、自ら志望し軍にも需要があれば18歳以上の女性も兵役につくことができるようになった。この2月にホーチミン市では女性5人が入隊し、報道陣からも注目を浴びていた。
第7軍区士官学校で訓練を受けている女性新兵たちは4人1部屋で、早朝に起床してから運動で1日が始まり、軍の厳しい規律に従って生活を送っている。多くの男性新兵たちと同じように、女性も軍の環境に慣れるため軍の隊形や行進、自動小銃AK-47の扱いなど、たくさんのことを学ばなければならない。
ホーチミン市出身のチャン・ティ・ザオ・リンさん(25歳)は、「以前はホーチミン市司令部の射撃チームにいました。家族も軍の関係者ですが、私自身が新兵になってみて驚くことばかりです。初めの頃、早起きや暑くて埃っぽい中での訓練、そして何よりも家族から離れた生活になかなか慣れることができませんでした」と語る。
新兵たちの1日の中で最も多くの時間を占めるのは、訓練だ。大学を卒業してから一時期は会社員として働いていたというファン・ティ・ホン・ニュンさん(26歳)は、「走ったり障害物を越えたり、高飛びしたり幅跳びしたりとかなりハードなので、足を痛めてしまう人も多いです。でも、入隊したからには皆頑張らないといけません。軍に入隊して士官学校に通い、家族の軍人としての伝統に続くことが学生時代からの私の夢です」と打ち明けた。