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折り紙と言えば誰でも日本人を思い浮かべるだろうが、この折り紙の分野で才能と創造力に溢れ世界的に有名なベトナム人がいる。
ホーチミン市ビンタイン区にあるアートセンター「トアタウ(Toa Tau)」で開催されている折り紙芸術家グエン・トゥー・トゥアンさんの折り紙教室に通ったことがなければ、もしくは同氏の初めての著書「オーシャン・オリガミ(Ocean Origami)」を手に取ったことがなければ、この話を信じることは難しいかもしれない。
初めて出版した著書が大成功を収めた後、トゥアンさんはクラウドファンディングで資金を募り、2作目となる「地上の動物折り紙(Origami Dong vat tren can)」を出版した。本の中だけでなく、何千ものビデオクリップでも折り方を紹介し、同プロジェクトの目標を達成した。
「この本は野生動物と家畜をテーマに集めた折り紙の本です。本の写真かビデオクリップで私の折り紙を見てもらえれば、実物そっくりだと感じてもらえるでしょう。この本が世界中の折り紙の本と異なる点は3つあります」とトゥアンさん。
「第1に、折り紙芸術において、本に書かれている見本の形の大部分は折るのが難しく、多くの工程があります。しかし、私の本に書かれている見本の形は親しみやすく、とてもシンプルな工程で誰でも作ることができます。
第2に、折り紙で遊ぶことは紙を折ることだけに制限されるものではありません。私は皆さんの周りにある自然の生活を伝えたいのです。そのため動物の動きを注意深く研究し、たくさんの動物の写真を集めました。また、折り紙の見本に合わせて、折り紙の背景も精巧に作りました。