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- 社名を「ホップチー・サミット」に改称
- 農薬・肥料・公衆衛生製品の製造販売会社
- HTSとSAVとの再編・事業統合を予定
住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社であるホップチー・インベストメント・コーポレーション(Hop Tri Investment Corporation、ホーチミン市)に出資参画した。
同社は住商アグロの参画を受けて、社名をホップチー・サミット(Hop Tri Summit=HTS)に改称する。
HTSは、農業栽培技術に強みのある創業者グループにより2003年に設立された農薬・肥料・公衆衛生製品の製造販売会社。HTSの製造工場と分析・研究機関は、各種国際認証を取得し、欧米大手企業の受託実績も豊富で、市場関係者から高品質のサプライヤーとして評価を受けている。
また、「農家ファースト」の営業方針を掲げ、総勢200人の販売・営農支援人員を現場に配し、きめ細かな販売・マーケティングを展開し、ベトナムの農業資材業界の主要企業となっている。
住商アグロは2016年に、連結子会社である農業資材販売会社のサミット・アグロ・ベトナム(Summit Agro Vietnam=SAV)を設立し、ベトナムでの農薬販売事業に取り組んできた。2024年中には、法制上必要となる各種手続きを経て、HTSとSAVとの再編・事業統合を予定している。
住友商事グループは、アジア諸国での事業投資を積極的に進める計画で、住商アグロは9月に34億5000万円の追加資本増強を図った。今回のHTSへの出資参画はその計画の一端となる。
HTSのベトナムに根差した事業基盤に、住友商事・住商アグロ・SAVが有する総合力を掛け合わせて商品・サービスを拡充していくことで、農業資材における総合サービスプロバイダーとしてベトナム農業に貢献し、高まる食料需要に応えていく。