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- コールドチェーン拡大へネットワーク構築
- 名糖運輸子会社のメイトウベトナムと連携
- ダナン経由の南北コールド混載輸送
SGホールディングスグループのグローバル物流事業を担うSGHグローバル・ジャパン株式会社(東京都江東区)のベトナム現地法人であるSG佐川ベトナム(SG Sagawa Vietnam=SGV)は、ASEAN地域でのコールドチェーン(低温物流)拡大に向け、ネットワーク構築を進めている。
その第一歩として、2024年にグループ入りした名糖運輸株式会社(東京都新宿区)の子会社であるメイトウベトナム(MEITO VIETNAM)と連携し、ホーチミン市とハノイ市の間の南北コールド混載輸送(南中部沿岸地方ダナン市経由)サービスを4月より開始する。
南北間の輸送に強みのある佐川ベトナムと低温輸送・管理に強みのあるメイトウベトナムが連携することで、各地域の特色ある産品をタイムリーに届けることが可能となる。将来的には、日本からの食品輸出のインフラに資するサービスとして運用していく。
同サービスでは、ホーチミン市を出発後、ダナン市を経由し、ハノイ市まで片道約1800kmを約48時間で接続する。常温貨物と混載することで、多様な冷凍・冷蔵貨物を、顧客が利用しやすい価格で届けることができる。
ASEAN諸国におけるコールドチェーンの需要の高まりに応え、冷凍・冷蔵・小口輸送のビジネスモデルを構築し、ASEAN地域で競争力のあるサービスが提供可能となる。また、食料品に加え、医薬品の輸送にも活用し、顧客の多様なニーズに応える。ベトナムでの事業基盤を活用し、他のASEAN地域にもサービスを展開していく。