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「私の家族は朝4時に起きてライスペーパー作りを始めます。今は機械があるので、約3日で1回分の乾麺ができあがります。全て手作業だった頃と比べると、約半分の時間でできるようになりました」と、ビックさんはライスペーパーを水に浸しながら話す。
同じく乾麺を作っているリー・バン・ベトさん(男性)によると、日差しをたっぷり浴びた乾麺は香りが良いため、夏の日差しが強い日はより多くの乾麺を作ろうと皆大忙しなのだという。冬の時期や雨が降った時は、乾燥用の設備を使う。ベトさん夫婦は、1日に平均800束の乾麺を作っている。
乾麺は、2~3か月保存できる。現在、乾麺の販売価格は10束当たり1万5000~1万8000VND(約67.6~81.1円)となっており、大量に仕入れてハノイ市や中部、南中部高原地方など他の地方に卸す人もいるという。
バンリン村人民委員会のダム・クアン・タン主席によると、同村で乾麺を作っている世帯は100世帯余りに上る。近く、協同組合に属する26世帯の乾麺を「バンリン乾麺」ブランドとして商標登録する予定だ。タン主席は「ここの乾麺は有名で、様々な料理に利用したり、贈り物にすることもできます。乾麺作りのおかげで村の多くの世帯が貧困から脱出し、豊かになりました」と語った。