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ランソン省の特産物、米粉の乾麺作りで貧困から脱出した村

2016/08/21 05:42 JST配信
(C) vnexpress
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 東北部地方ランソン省に住んでいる多くの世帯は、同省の特産物として知られる米粉の乾麺作りのおかげで貧困から脱出することができた。現在、各世帯は生産規模を拡大し、他の多くの地方に乾麺を出荷している。

 ランソン省の米粉の乾麺は、原料となる米の香りが良いだけでなく、歯ごたえも良く、食べやすくて様々な料理に利用できることで人気だ。晴れた夏の日、乾麺作りの各村はいつもより忙しさと賑やかさを増す。

 同省チーラン郡バンリン村は乾麺作りで有名な村の1つだ。乾麺の作り方は、まず米を粉砕し米粉にするところから始まる。次に、米粉を水で溶いた液体をクレープ状に広げた後、竹製の網目状の板に並べて太陽の下で両面を乾燥させ、ライスペーパーを作る。

 その後、乾燥させたライスペーパーを、1枚1枚がくっつかないように油1さじを入れた温水に浸す。ライスペーパーの全面が湿ったら、何層もの輪っか状に折りたたんで一晩置く。そして、機械で一定の幅の麺状にカットする。カットした麺はまた太陽の下で乾燥させ、十分に乾いたら束にして縛ってできあがりだ。

 同村で一家の伝統として乾麺作りに従事するホアン・ティ・ビックさん(女性)は、13歳の頃から両親に乾麺の作り方を教わっていた。ビックさんによると、原料の米を選ぶところから慎重にならなければいけないのだという。乾麺は硬すぎても柔らかすぎてもおいしくないし、滑らかなライスペーパーになるかどうかは米を米粉にする段階にかかっているからだ。

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