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ハイチュウさんは、日本人のことを心から尊敬しているという。震災後の行動、支援、そして皆が一緒になって短期間でふるさとを復興したこと…震災に立ち向かう日本人を目の当たりにして、外国人は皆、日本人に感服したという。
歌詞を日本語からベトナム語へ訳す際に大変だったことは?とたずねると、「ベトナム語は単音節ですが、日本語は多音節が多いので、ベトナム語に訳すと音数が不足してしまいます。元の歌詞の意味を保ちながら、音数を埋める作業は大変でした。日本語の歌詞で『わたしは何を残しただろう』という部分は、人生の無常を表すため、仏教の言葉を借りて訳しました。原文の意味とも合っています」と教えてくれた。
「花は咲く」のベトナム語バージョンは現在、動画サイトのユーチューブ(Youtube)などで視聴できる。「ベトナム語バージョンがもっと多くの人々に広まり、日越の文化交流イベントなど様々なシーンで歌われるようになれば」と、ハイチュウさんは願う。
ハイチュウさんは現在、主な活動拠点を東京に置き、日本人とベトナム人から成るバンド「シクロ(Cyclo)」のボーカルとして活躍している。ハイチュウさんの活動の様子は、フェイスブック(Facebook)のファンページ<https://www.facebook.com/haitrieumusic>に記されている。