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ハノイに長年住んでいる人でも、首都ハノイのど真ん中に「ヌーディストビーチ」があることを知らない人が多い。場所はホン川(紅河)の中洲で、バーディン区とロンビエン区を結ぶロンビエン橋から降りることができる。
市中心部のホアンキエム湖から2キロと離れていないにもかかわらず、ここは別世界だ。サトウキビやトウモロコシの畑があって、農民が毎日世話をする風景はどこかの田舎と変わらない。
この場所がいつから「ヌーディストビーチ」になったのかは定かでない。ただ、全裸で泳ぎ、ホン川の中洲からハノイを眺めることの好きな男性達が、徐々に増えていることだけは確かだ。真夏には「ヌーディストクラブ」の参加者は数百人に上る。
通い始めて10年近くになるというホアン・アインさんによると、「クラブ」といっても各自が自分の都合に合わせて通うだけで、約束して集まったり別の場所で会ったりすることはなく、ここで知り合い、交流するだけの関係だという。
参加者は若者から高齢者までと幅広く、職業も様々だ。中学校の教員を定年退職したビンさんは「ここに集う人達の共通点は、自然を愛しサイクリングを好むこと。それに騒音や粗雑さを嫌うことです」と話す。ここからはホン川に架かる何本もの橋や、古い街並みと高層ビルが並存する美しい風景を眺めることができる。
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