(C)Lao dong、被害者に財産を引き渡すアインさん(右) 写真の拡大 |
アインさんは当時、身長153センチ、体重48キロと小柄で色白という外見だった。しかし、彼女の機敏さと勇気に隊員達が感服し、入隊が認められた。一方彼女の家族は、3人兄弟の末っ子で唯一人の女の子には危険過ぎる、と心配し激しく反対した。結局はアインさんの思いを家族が理解した。
アインさんがこれまでに経験した捕り物劇で最も印象深いのは、高級バイク窃盗グループの逮捕につながった案件だ。仲間の隊員とパトロール中、男と女が2台のバイクで走っているのを発見。女のバイクのキーが通常とは異なるのを不審に思って後をつけると、2台のバイクは別々の方角に分かれて逃走した。アインさんは女を追跡して拘束し警察に引き渡した。その後の警察の捜査で、女がバイク窃盗グループのメンバーだったことが分かり、女の仲間多数が逮捕された。
アインさんは自分のことについて、「以前は彼氏がいましたが、私がひったくり犯を捕まえる仕事に熱を上げていたためか、別れてしまいました。現在も付き合っている人はいません」と話した。彼女の話し振りからすると、恋人ができてもこの仕事を辞めるつもりはないようだ。