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中学生4人のグループは食後になにやら相談していたかと思うと、食券をもう1枚購入したいという。従業員がなぜご飯をお代わりしないのかと尋ねると、「僕達はもうお腹いっぱいです。食べるためでなく、応援したいと思って」と答えた。
この社会食堂は「ティントゥオン慈善基金」が運営している。基金は寄付金を貴重な浄財として受け取り、全てを貧しい人々のために使うことを方針に掲げている。そのため、従業員は全員無給のボランティアだ。
ボランティアは、食券販売、食器洗い、料理など7つの班に分かれて仕事をする。ほとんどは大学生や会社員だ。食堂の向かいでホビロン(孵化直前のアヒルのゆで卵)とお粥を売っている女性は、いわば競争相手でもある食堂の料理を担当している。
経済的に苦境にある人達にとって、彼らボランティア達のスマイルは何よりの癒しになっている。空き缶拾いの男性は「これまで人に『どうぞ』と招き入れられることなんてなかった」と目に涙をにじませて語った。