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ビエウさんのコーヒーは、アラビカ種の豆100%が売りだ。ハノイの人々にアラビカ種とコーヒー豆100%のコーヒーを飲み慣れてもらいたいと思っている。仕事は朝から夜10時頃まで。周囲の人に迷惑をかけたくないため、売り声をあげることはしていない。「それでも得意客ができました。電話で注文してくれるお客さんもいます」とビエウさんはうれしそうに語った。
この商売を始めて最初の週は、1日当たり10杯を目標にした。予想外に売れたため翌週は目標を20杯に引き上げた。利益は1杯当たり5000ドン(約19円)にもならず、通常のカフェの半分に過ぎない。彼が使用するアラビカ種の豆の価格は1キログラム当たり38万ドン(約146円)するが、多くのカフェでは15万ドン(約575円)程度の豆を使っているという。しかしビエウさんは「利益は自分の最大の目標ではありません」と話す。
ビエウさんは「ハノイでアラビカ種コーヒーを飲む習慣が幾分でも根付いたと感じたら、別の都市に行って他の人達にもこのコーヒーを紹介したい思っています」と語る。カフェの主人におさまるより、アラビカ種コーヒーの伝道師になることが彼の夢のようだ。