![]() (C)Thanh nien、明命帝とされる肖像画 ![]() |
「ミンマンタン(明命湯)」はベトナムの薬用酒として、10年以上前から市販されている。名前の由来は、グエン(阮)朝の第2代皇帝(在位:1820~1841年)のミンマン(明命)帝で、多くの側室と子供を持ったことで知られる。そのため、史実に登場する「ミンマンタン」は強力な漢方精力剤と伝えられており、その処方は長年の謎とされている。
ミンマン帝は1791年に初代皇帝であるザーロン(嘉隆)帝の第4子として生を受け、1820年に皇帝に即位した。この皇帝がどんな容姿の持ち主だったかは、正式な資料としては何も残されていないが、「頭がよく学問好きで、乗馬と弓矢を得意とした。非常に勤勉で、朝早くから夜遅くまで仕事に励んだ」とされる。
グエン・ベト・ケー編著『グエン朝皇帝の生涯』(ダナン出版社、1996年)によると、ミンマン帝は毎晩5人の妻と交わったとされる。グエン朝の13人の皇帝の中で最も多い43人の側室を持ち、142人の子を設けたという。