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ベトナムでは最近、ネット上でドラえもんのパロディが話題になっており、多くの若者達がその是非について議論をたたかわせている。これらの「作品」では、ふきだしの部分を書き換えて話の内容自体がパロディになっている。
内容は多くの人が関心を寄せている時事問題を風刺的に描いたものが多い。そのテーマは例えば石油価格の高騰、インフレなど国内の問題から、リビアの内戦、日本の震災など国際的なものにまで及ぶ。その他にも、勉強や仕事、恋愛といった若い世代に共通する普遍的な問題を扱ったものもある。
これらの波及力は甚大で、Facebookなどのインターネットフォーラムでも度々話題に上る。Facebookの「ドラえもん好きの会」というファンページは、開設後まもなくして4万人近い会員が集まったという。
当初の目的はただ楽しむためだったのだろう。Facebookの会員ドゥン・チャンはこう語る。「ドラえもんのパロディを読むことで他の人の考え方や流行のサブカルチャーに触れることが出来ます。」