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- ニャチャン市で麻薬密造ルート摘発
- ケタミン1.4tと化学薬品80tを押収
- 台湾人・中国人・ベトナム人ら16人逮捕
公安省傘下の麻薬犯罪捜査警察局(C04)は22日、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市で、国内で過去最大規模となる麻薬密造ルートを摘発し、工場や複数の倉庫で計1.4tの高純度ケタミンと約80tの化学薬品を押収した。
C04は2024年8月に中国側から情報を共有され、捜査を開始した。台湾籍のチュオン・スアン・ミン容疑者(男・51歳)が元締めとして特定された。
ミン容疑者は2021年に観賞魚の養殖業者を装ってベトナムに入国し、カインホア省出身の女性と同居を始めた。2024年11月、ニャチャン市の中心部から離れた墓地にある1000m2の土地を借用し、監視カメラや番犬を配置し、麻薬密造工場を建設した。
同工場は廃水処理用化学薬品の製造工場と偽装して2025年1月に稼働を開始し、ケタミンを製造していた。
C04は張り込み捜査を経て摘発に踏み切り、22日午前0時ごろに200人の警察官を動員して一斉に摘発し、ミン容疑者を含む16人の容疑者を逮捕した。ほかの容疑者は台湾人、中国人、ベトナム人だという。