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- 21年からプロジェクトに取り組み
- 犬猫肉店の経営者に業態変更を働きかけ
- 10軒以上あった犬猫肉店が2軒にまで減少
南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市は、動物愛護団体「フォーポーズ(FOUR PAWS)」と共に、犬猫肉を食べる習慣をなくすことを目的としたプロジェクトに2021年から取り組み、住宅街や犬猫肉の飲食店の多い場所にポスターなどを貼って、人々の意識に訴える活動を続けてきた。
同市が犬猫肉店の経営者に業態を変更するよう直接働きかけた結果、2021年には10軒以上あった犬猫肉店が2軒にまで減少した。同市人民委員会のグエン・テー・フン副主席は、フォーポーズとのプロジェクトは終了したが、今後も犬猫肉店がなくなるまで取り組みを続ける考えを示した。
フォーポーズの人と動物のふれあい活動プログラム(Companion Animal Partnership Program)の東南アジア地域責任者であるカラン・ククレジャ(Karan Kukreja)氏は、動物から人への感染症を減らすためには犬猫肉の取引を早期に止める必要があると主張している。取引を法律で禁止することに賛成する人も多い。実現すれば、ベトナムの観光イメージが向上するという。
同市農業技術センターのチャン・ティ・ホン・チャン所長によると、犬猫肉に関する当局のキャンペーンは市民から支持を得ており、ホイアンのイメージ向上と観光客増加に寄与しているという。