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- 中部フエとクアンナムで計3人死亡
- 民家の屋根が飛ばされるなどの被害
- 28日午前に熱帯低気圧へと変化
台風6号(アジア名:チャーミー、日本では台風20号)は、27日午後にベトナム中部に上陸して28日にかけて各地で強風を伴う大雨を降らせた。今回の台風により、国内ではこれまでに3人の死亡が確認されている。
南中部沿岸地方クアンナム省では、台風接近に備えて家の補強をしていた男性がはしごから転落して死亡。他にも家の修繕などに当たっていた3人が骨折などの重軽傷を負った。同省では13軒の民家が屋根を飛ばされ、山間部では土砂崩れなどの被害も出ている。
北中部地方トゥアティエン・フエ省では、国道49号線をバイクで走行していた男性が流されて死亡。この他、家の近くに釣りに行った男性が溺死した。同省では214軒の民家の屋根が飛ばされたほか、学校などの建物にも被害が生じている。また、クアンナム省とトゥアティエン・フエ省以外の中部各地でも大規模な冠水被害が発生している。
なお、台風6号は28日午前には熱帯低気圧へと変わり、進路をUターンして同日中に南シナ海へと抜けた。