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- 乗員・乗客39人のうち17人が死亡
- 水上交通規定違反の船長に禁固7年
- 運航会社に賠償金3200万円の支払い命令
南中部沿岸地方クアンナム省人民裁判所は22日、17人が死亡した観光船転覆事故の裁判の第一審公判を開き、水上交通規定違反の罪に問われていたレ・セン被告(男・54歳、同省在住)に禁固7年の判決を言い渡した。
これに先立ち、同省ホイアン市の沖合で2022年2月末、クーラオチャム島発クアダイビーチ行きの観光高速船「QNa-1152号」が転覆。この事故では、乗組員3人と乗客36人の計39人のうち乗客17人が死亡。観光船の船長を務めていたセン被告は、事故から約1年後に水上交通規定違反の容疑で逮捕された。
起訴状によると、同観光船の規格では方向転換時に時速9km以下まで減速する必要があるが、セン被告は時速20~25kmで方向転換を行ったことで船が転覆して沈没。結果、17人もの尊い命が失われるという大惨事を引き起こした。
この他、同省人民裁判所は、観光高速船「QNa-1152号」を運航していたフオンドン観光有限会社(Cong ty Du lich Phuong Dong)に対し、総額45億VND(約2600万円)の賠償金を遺族に支払うよう命じた。