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- 文化スポーツ観光省、決定公布
- 伝統的な手工芸5件を新たに登録
- 蓮茶作り、線香作り、土器作り、織物など
文化スポーツ観光省はこのほど、国家無形文化遺産の登録に関する決定を公布した。今回新たに登録された国家無形文化遺産は5件で、いずれも伝統的な手工芸だ。
5件は以下の通り。
1.クアンアンの蓮茶作り(Nghe uop tra sen Quang An)(ハノイ市タイホー区)
タイホー区のクアンアンは、ハノイ市の中で蓮の栽培で有名で、同じく蓮茶作りでもよく知られている。蓮茶は蓮の花の中に乾燥した茶葉を詰めて作るが、1kgの蓮茶を作るのに1500本の蓮の花が必要になる。
2.線香作り(Nghe lam nhang)(東南部地方タイニン省)
タイニン省の線香は主に、ホアタイン町、ズオンミンチャウ郡、チャンバン町、ゴーザウ郡、タイニン市で作られている。ここで作られる線香は、黄色と赤色が特徴となっている。
3.サーフィンの土器作り(Nghe lam gom Sa Huynh)(南中部沿岸地方クアンガイ省)
サーフィンの土器作りは今から2000~2500年前に始まり、甕や鍋、瓶、皿など様々な器種、器形がある。現在も土器作りを行っている世帯はわずかしかない。主に、ドゥックフォー町フォーカイン村のチュンソン村落とビンアン村落で作られている。
4.ムオン族の錦織物作り(Nghe det tho cam cua nguoi Muong)(東北部地方フート省)
タンソン郡のキムトゥオン村とスアンダイ村のムオン族の錦織物は、長きにわたる伝統工芸となっている。この地域のムオン族の女性は、7~8歳になると祖母や母親から錦織物作りを学ぶ。
5.クメール族のカーホムござ作り(Nghe lam chieu Ca Hom cua nguoi Khmer)(南部メコンデルタ地方チャビン省)
19世紀末に確立されたカーホムござは、主にチャークー郡ハムタン村のチョ、カーホム、ベンバの各地区で作られている。無地、色付き、柄入り、文字入りなどの種類がある。