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- 虚偽のHIV感染情報をFacebookに投稿
- 「ある女性が複数名にHIVを感染させた」
- 会社のイメージと従業員の名誉に悪影響
東北部地方タイグエン省警察は27日、機関・組織の信頼や個人の名誉・尊厳を侵害する虚偽の情報を提供・共有したとして、省内に住むN・T・N(女・1986年生まれ)に750万VND(約4万6000円)の罰金を科したことを明らかにした。
Nは、自分のフェイスブック(Facebook)アカウントを使って、ある企業で働く女性が複数の男性にHIVを感染させたと、女性の画像や感染者とされるリストを投稿した。情報は事実ではなかった。警察でNは違反行為を認め、自身のフェイスブックに訂正記事を投稿した。
この情報は、26日にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で多数シェアされ、社会を混乱させ、世論に怒りを引き起こしていた。
名前が挙がった企業の代表者は26日に省保健局に対して、SNSの情報に登場する女性は自社の従業員でなく、HIV感染者とされるリストに挙がっていた人々も自社とは無関係とする文書を送り、虚偽情報が会社のイメージや従業員の名誉に悪影響を与えるとして、確認と処理を当局に書面で要請していた。デマに巻き込まれた女性も警察に被害を届け出た。
タイグエン省警察は引き続き、情報の発信源を追跡している。省警察は、虚偽の情報を提供したり、共有したりすることは違法であり、その内容や動機、生じた結果によっては、刑事責任を問われる可能性もあると警告している。