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- ドンナイ省と方ラムドンに跨る国立公園
- 長年にわたり自然保護活動に注力
- ベトナムの国立公園で初めてリスト認定
東南部地方ドンナイ省カットティエン国立公園で21日、国際自然保護連合(IUCN)が認定する「グリーンリスト(Green List)」の授与式が開催された。
同国立公園は、ドンナイ省と南中部高原地方ラムドン省の5つの郡に跨る、ホーチミン市の北約150kmに位置するベトナムの主要な国立公園の1つだ。長年にわたって自然保護活動に力を入れ、絶滅危惧種の保護や生態系の多様性維持に努め、2000年代初頭から、鳥類、霊長類、鹿、ワニなどの重要な種の個体群に関するデータなど、生物多様性の監視を行ってきた。
IUCNは、自然保護の成果を上げた保護区として、ガバナンス、設計、計画、管理、保護の成果などを含む50の指標で構成される17の世界基準を満たす地域を、「グリーンリスト」として認定している。
ベトナムでは、◇クックフオン国立公園(北部紅河デルタ地方ニンビン省)、◇フォンニャ・ケバン国立公園(北中部地方クアンビン省)、◇ブークアン国立公園(北中部地方ハティン省)、◇バックマー国立公園(北中部地方トゥアティエン・フエ省)、◇ドンチャウ・ケーヌオックチョン自然保護区(クアンビン省)、◇ソンタイン国立公園(南中部沿岸地方クアンナム省)、◇ビドウプ・ヌイバー国立公園(ラムドン省)、◇カットティエン国立公園、◇プーマット国立公園(北中部地方ゲアン省)、◇コンダオ国立公園(東南部地方バリア・ブンタウ省)の10の保護・保全地域がグリーンリストプログラムに参加しており、カットティエン国立公園はベトナムの国立公園として初めてグリーンリスト認定を受けた。