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- 傷害事件の5人の被告のうちの1人
- 無罪を主張も傷害罪で禁固30か月の判決
- 判決後に自室で自殺図る、遺書と動画も
南部メコンデルタ地方カマウ省で有罪判決を受けた被告が除草剤を飲んで自殺を図り、搬送された病院で手当てを受けていたが、翌日死亡した。
死亡したレ・ミン・リンさんは、2022年3月21日に同省カイヌオック郡ルオンテーチャン村で発生した傷害事件の5人の被告の1人。カイヌオック郡人民裁判所が5人に有罪判決を下した後、5人全員が控訴した。うち4人は無罪を、1人は減刑を訴えた。リンさんは無罪を主張した。
控訴審のカマウ省人民裁判所は2024年3月20日、一審の判決を支持し、リンさんに傷害罪で禁固30か月の判決を言い渡した。
判決後の午前9時ごろ、リンさんの兄のズムさんがリンさんを自宅に連れ帰ったが、同日午前11時ごろ、リンさんが自分の部屋で除草剤を飲んで倒れているところを発見された。傍らには無罪を訴える遺書と動画が残されていた。
リンさんは正午すぎ、カマウ省総合病院に運ばれ、腸を洗浄するなどの手当てを受けたが、翌21日午後9時ごろに亡くなった。