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- MSGIとMSFJ、地方の独立を主張して活動
- 武装暴動の扇動、公務員などの殺害も
- 国民に対し組織への関与禁止を呼び掛け
公安省は6日、ベトナムでテロ組織に指定されている「在米山岳地帯人民支援(Montagnard Support Group, Inc.=MSGI)」と「正義主張山岳地帯人民(Montagnard Stand for Justice=MSFJ)」について情報を公開した。
MSGIは、イー・ムット・ムロ(Y Mut Mlo、64歳、南中部高原地方ダクラク省出身)とイー・ズエン・ブダップ(Y Duen Bdap)によって2011年に米国で設立され、同国を本拠としている。
もう一方のMSFJは、イー・クイン・ブダップ(Y Quynh Bdap、32歳、ダクラク省出身)、イー・フィク・フドク(Y Phik Hdok)などによって2019年にタイで設立され、2023年4月に米国に本拠を移した。
MSGIとMSFJは共に南中部高原地方の独立を主張している。これらのテロ組織は、独立を求めて、少数民族のメンバーの募集、活動方法の訓練、抗議や武装暴動の扇動、資金や武器の提供を行い、公務員や国民の殺害、施設や物品の破壊を指導し、社会に恐怖を与える手口で活動している。
公安省は、MSGIとMSFJはテロ組織に指定されているため、同2組織への参加やその支援、宣伝、資金提供、資金受領などいかなる形でも組織に協力する者は厳格に処分するとして、国民に対し警戒を強めて関与しないよう呼び掛けている。