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- 狂犬病感染犬が校内に侵入、犬は殺処分
- 生徒13人・教師1人がかまれる被害
- かまれた14人は健康観察中
東北部地方クアンニン省疾病管制センター(CDCクアンニン)によると、同省ダムハー郡ズックイエン村(xa Duc Yen, huyen Dam Ha)にあるズックイエン中高一貫校で2月28日、狂犬病に感染した犬が校内に侵入して、生徒13人と教師1人がかまれるという事故が発生した。
CDCクアンニンは同郡人民員会と協力して対応に当たり、かまれた14人に狂犬病ワクチンを接種した。その後、生徒らを襲った犬を捕獲し、地元当局がサンプルを採取。狂犬病検査の結果、陽性が確認されたため、殺処分した。
同郡人民委員会は、かまれた14人の健康観察を行っているが、現在のところ健康状態は安定しているという。同郡人民委員会によると、この地区には8500匹余りの犬と猫がいるとされている。当局は3日朝から、同地域で飼育されている犬・猫の正確な数を把握するため調査を開始し、全てに狂犬病ワクチンを接種させる方針。
また当局は、地域パトロールなどを強化し、公共の場で口輪をつけずにペットを放し飼いにする飼い主がいた場合、法律に従って厳しく処分するよう各レベル人民委員会に指導した。