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- 北部で寒波の影響、ハノイも10度未満
- ハノイは10度未満なら小学校が休校に
- 北部での寒波は25日まで続く見込み
国立水文気象予報センターによると、23日朝に東北部地方ランソン省のマウソン山では気温がマイナス0.9度を記録した。ハノイ市でも10度未満となり、北部と北中部では寒波の影響で厳しい寒さが続いている。
午前6時時点で、西北部地方ラオカイ省サパ町(thi xa Sa Pa)では気温が3.7度、東北部地方カオバン省カオバン市では6.9度、西北部地方ソンラ省ソンラ市では7.9度。また、ハノイ市では最も寒いところで、ハドン区が9.9度を記録。なお、ハノイ市教育訓練局は、風邪や感染症対策として、外気温が10度を下回る場合、幼稚園と小学校を休みとし、外気温が7度を下回る場合は、中学校を休みとすることを市内の教育機関に文書で通知している。
マウソン山の山頂は気温が氷点下となり、草木が霜で凍り付いた。この寒波は、北部から北中部地方タインホア省までの広い地域で25日まで続くと予想されており、北中部地方のゲアン省とハティン省では24日まで寒波が続くと見られている。北部の最低気温は7~10度、山間部では3~6度、山頂付近では氷点下まで気温が下がると予想されている。
気象当局はこれに先立つ21日、北部で寒気が強まるとの緊急警報を出していた。これは2024年に入って最初の有害な寒気とされており、人々の健康への悪影響や家畜・家禽・農作物の被害が生じる可能性がある。また雨を伴う場合は、観光活動や交通への影響が出ることが懸念されている。