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- グラブ運転手が宅配物の麻薬疑い通報
- 宅配物から結晶状の薬物が発見される
- 麻薬の売買で容疑者2人が逮捕
ホーチミン市ビンタイン区14街区人民委員会は10日、同街区の2023年党建設・愛国競争運動総括会議を開催し、勤務中に犯罪を摘発した配車アプリ「グラブ(Grab)」運転手のT・N・Tさん(男性・35歳)の表彰を行った。
Tさんは3日、アプリを介して速達の依頼を受け、同街区レクアンディン(Le Quang Dinh)通り100/13番地にある民家で若い男からビニール袋を手渡された。ビニール袋の中には、短パン1枚とヘルメット1個が入っていた。配達先はビンチャイン郡クアックディエウ(Quach Dieu)通りにあるカラオケ店だった。
これを不審に思い、受け取った宅配物には麻薬が入っているのではないかと疑ったTさんはそのまま14街区警察署に直行し、検査を要請した。検査の結果、短パンのポケットに結晶状の薬物が入っていたことがわかった。
警察は100/13番地の民家に急行して家宅捜索を実施し、麻薬を売ったファム・フー・ダン・コイ容疑者(男・27歳)を逮捕した。麻薬を買ったのは、ズオン・ザー・フイ容疑者(男・23歳)だったことも確認された。
コイ容疑者とフイ容疑者の2人は麻薬検査でいずれも陽性反応が認められた。同事件をめぐり、警察は引き続き捜査を進めている。