(C)VTV 写真の拡大. |
- 痴情のもつれで現職警察官が恋人殺害
- ロープで絞殺後、袋に詰めて川に遺棄
- 地元警察は人民公安の称号をはく奪
南部メコンデルタ地方ベンチェ省を流れるハムルオン川で昨年末に女性の他殺体が見つかった事件で、同省警察は3日、ゴ・ミン・トン容疑者(男・29歳)を殺人と死体遺棄の疑いで逮捕した。容疑者は、同ティエンザン省カイライ町(thi xa Cai Lay)警察の現職警察官だった。
同容疑者は、痴情のもつれから同町在住のN・T・Hさん(女性・28歳)をロープで絞殺。証拠隠滅のため、遺体をベンチェ省のハムルオン川に遺棄した。地元住民が川に浮かぶ袋詰めにされた女性の遺体を発見して通報。遺体発見の状況から他殺の線が強いと見て、警察が直ちに捜査を開始した。
女性は25~35歳、身長147cm、褐色の肌で、頭髪は茶色に染めており、衣服は着用したままだった。左手首には数字と文字のタトゥーが彫られていたが、内容が確認できなかったため、身元特定のために情報を公開。遺体発見から約72時間後には、遺体の身元が確認され、容疑者として恋人のトン容疑者が浮上した。
トン容疑者は取り調べに対し、Hさん殺害を自供した。12月27日夜にHさんの首をロープで絞めて殺害した後、遺体を袋に詰めてベンチェ省に運び、ハムルオン川に遺棄したという。ティエンザン省警察は、同容疑者の逮捕を受けて、同容疑者が持つ人民公安の称号をはく奪することを決定した。