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- カインホア省、アナツバメ保護を指示
- 密猟者はかすみ網で捕獲し売却
- 密猟に対する強力な制裁規定がない
南中部沿岸地方カインホア省人民委員会はこのほど、各部局と地元人民委員会に対し、カインホア・ツバメの巣有限会社(Khanh Hoa Salanganes Nest)と共同で、密猟からアナツバメを保護するよう文書で指示した。農業農村開発局は森林保護支局と獣医畜産支局に密猟の摘発を強化するよう要請した。
カインホア・ツバメの巣社の報告によると、同省での密猟は2018年10月から始まった。当初は一部の地域だけだったが、今では省全体に広がっている。密猟者はかすみ網を使ってツバメを捕獲し、お寺で鳥を空に放す「放鳥」用や飲食用として売却している。
同社は密猟対策チームを組織し、定期的に巡回してかすみ網を没収して当局に報告しているが、強力な制裁規定がないため、密猟を根絶するのは困難な状況だ。4年間の活動で100のかすみ網を没収し、1万5000羽を救出して自然に返したという。
同省農業農村開発局のドー・アイン・ザイ副局長は、「関連機関が協力して密猟を阻止する策を強化し、密猟に厳格な罰則を適用する。各関連機関は今後、横断的なチームを設立し、パトロールと処分を行うことになる」と述べた。