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- ハノイの大気質指数、世界最悪に
- 寒暖差と風速低下が原因と推測
- 外出自粛やマスク着用を勧告
スイス企業「IQAir」によると、ハノイ市ではここ1か月、大気汚染が深刻化している。8日には、大気汚染の程度を示す大気質指数(Air Quality Index=AQI)が市全体の平均で200となり、世界で最も空気が汚い都市となった。
AQIは、◇緑(0~50):良い、◇黄(51~100):並、◇橙(101~150):敏感なグループにとっては健康に良くない、◇赤(151~200):健康に良くない、◇紫(201~300):極めて健康に良くない、◇栗色(301~500):危険の6段階で評価している。
大気汚染の影響により、市内では正午を過ぎても空がスモッグに覆われ、霞んだままの状況が続いている。
同市の大気汚染は、特に今の時期には夜間や早朝に地面が急速に冷え、地面の空気が上空よりも冷たくなることや、風速の低さなどにより、大気中の汚染物質が拡散しにくいことが原因とみられる。
専門家らは市民に対し、大気質指数を主体的に確認し、家の窓やドアを閉めるなどの対策を講じるほか、大気汚染がひどい時には外出を自粛し、やむを得ず外出する場合はPM2.5の微粉塵を防ぐことができるマスクを着用し、帰宅後は目と鼻を洗うよう勧告した。