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公安省傘下の麻薬犯罪捜査警察局(C04)は22日午後、違法薬物製造に関わったとして、主犯格のグエン・ティ・ホアイ容疑者(女・31歳、ホーチミン市1区在住)を含む10人を起訴したと明らかにした。
これに先立ち、C04は違法薬物「ハッピーウォーター」を製造・梱包する大規模なグループを摘発。容疑者らは、コーヒーやハーブティーを偽装して麻薬を販売していた。主なターゲットは、好奇心旺盛な若者や学生などとされている。
捜査を進める中で、ホアイ容疑者を主犯格と特定。ホアイ容疑者は以前、海外でDJとして活動していた際に、「ハッピーウォーター」の調合法を学び、帰国後に違法薬物製造ルートを立ち上げ、これを大量に製造して売りさばいていた。
ホアイ容疑者は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で違法薬物の取引を行っていた。代金は銀行を通じて支払う形とし、運送会社に依頼して薬物を運んで、ホーチミン市内の倉庫に保管するなどしていた。摘発から逃れるため、違法薬物製造の作業場所は頻繁に変えていたという。
5月末、事件を担当していた捜査官から、違法薬物製造ルートが大量の「ハッピーウォーター」の梱包を終えて近く市場に流通させるようだとの報告が上がり、C04は200人余りを動員して、犯罪組織の一斉逮捕に踏み切ることを決定。
6月5日朝、容疑者らが違法薬物を運んでいたところを現行犯逮捕し、その場で67kgの麻薬を押収した。その直後、別の場所で張り込みを続けていた捜査官らも、作業場に踏み込んでグループの一味らを逮捕した。
これまでの捜査の結果、ホアイ容疑者を含む10人は、この半年で約750kgの「ハッピーウォーター」を製造して売りさばいたことが確認されている。