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ホーチミン市では10月6日だけで新たに4人のエムポックス(サル痘)感染者が確認された。これで年初から現在までに市内で確認されたエムポックス感染者は計13人となった。市保健当局は引き続き、同感染症に対する治療と予防、監視を続けていく方針。
市保健局は8日、地域の状況と疾病予防活動について同市人民委員会に報告。その中で、最も懸念が高まっている感染症としてエムポックスを挙げた。市内では年初から現在までに計13人のエムポックス感染者が見つかっている。
また、手足口病については市内で年初から現在までに2万8248人の感染者を確認。318人は現在も治療中で、このうち99.6%が6歳以下の児童。重症例は41人確認されている。
この他の感染症では、市内で年初から現在までに確認されたデング熱感染者が1万3680人。結膜炎も流行しており、6日だけで904人の感染者が見つかった。このうち268人は16歳以下の患者で、学校内での感染が広がっていることが分かる。
なお、東南部地方ビンズオン省でも6日に同省2人目のエムポックス感染者が見つかった。この患者は同省トゥアンアイン市在住の19歳で、以前に感染が確認されていたホーチミン市タンビン区在住の患者(22歳)と濃厚接触があった。同省ではこれに先立つ9月下旬、省内の感染者第1号が確認されていた。