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ホーチミン市タンビン区医療センターは3日、国内6人目となるエムポックス(サル痘)の感染者を確認したと明らかにした。新たに感染が確認されたのは、同区2街区在住の男性(22歳)。
男性は2日、エムポックス感染が疑われる症状が現れ、同市熱帯病病院を受診。検査の結果、エムポックスウイルスに感染していることが確認されたため、同病院で隔離されて治療を受けている。
タンビン区医療センターは、男性の濃厚接触者を特定し、21日間の自己健康観察措置を適用している。
同市保健当局は市内の医療施設などに対し、流行拡大を防止するために監視と対策の情報周知を行うよう指導した。また、市民に対しては、エムポックス感染が疑われる症状が現れた場合は早急に病院を受診するよう呼び掛けている。
ベトナム国内では、2022年10月にドバイから帰国した2人がエムポックスに感染していることが確認された。その後、2023年9月下旬に約11か月ぶりに新たな感染者が確認されて以降、新規感染者が相次いで確認されている。
なお、エムポックスはベトナムで「グループB」の感染症に分類されている。