(C) nhandan 写真の拡大. |
米国国際開発庁(USAID)は25日、ベトナム戦争時に犠牲になった戦没者の遺骨のDNA鑑定を支援すべく、ベトナム科学技術研究所(VAST)傘下のDNA鑑定センターに先進的な設備機器や技術を供与すると発表した。
米国側から提供される先進的な設備機器などを導入することで、激しく劣化した遺骨からも鑑定に使用可能なDNAを抽出することが可能になるものと期待される。
今回の支援は、USAIDの総額740万USD(10億4000万円)の戦没者遺骨身元特定プロジェクトの一環として行われる。ベトナムのDNA鑑定能力を向上させ、戦没者遺骨とその遺族のDNAを照合する包括的なシステムの構築を支援することが目的だ。
ベトナムと米国は今年、包括的パートナーシップ構築10周年を迎え、特にベトナム戦争の被害克服が両国の協力関係において重要な事項となっている。