(C) vnexpress 写真の拡大. |
南中部高原地方ラムドン省ダラット市10街区ホアンホアタム(Hoang Hoa Tham)通りの住宅街で29日午前2時ごろ、大雨の影響により土砂崩れが発生し、7人が土砂の下敷きになった。
当時、現場では3時間にわたり大雨が降り続けており、ホアンホアタム通りの盛り土の土手が突然50m以上にわたって崩れ、周辺の複数の民家を直撃した。
土砂崩れの現場は約3000m2に及び、土砂の厚さは3~5mとなっている。4階建ての民家では、1階の一部が倒壊し、5人が地下室に閉じ込められた。また、建設中の別の民家の工事現場の小屋が土砂の下敷きになり、就寝中だった建設作業員2人が生き埋めになった。
通報を受け、同省当局は多数の人員と機械設備を動員して捜索救難に当たった。午前5時ごろに閉じ込められていた5人を救出し、このうち負傷していた3人は病院に救急搬送された。生き埋めになった2人の遺体は12時40分ごろになってようやく収容された。
3街区と11街区でも盛り土の土手が崩れ、複数の民家が被害を受けたが、死傷者は出なかった。ダラット市当局は、土砂崩れが発生したエリアを検査・評価し、危険なエリアからの住民の移転計画を立てている。