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東南部地方ビンズオン省トゥアンアン市アンフー街区(phuong An Phu, TP. Thuan An)チャンクアンジエウ(Tran Quang Dieu)通りにあるカラオケ店「アンフー」で9月6日に発生した大規模火災で、同省警察はこのほど、消防官としての責任を果たさず甚大な被害をもたらしたとして元消防官の2人が起訴されたと明らかにした。
起訴されたのは、トゥアンアン市消防警察の元隊長で中佐のグエン・ズイ・リン容疑者(男・41歳)と元隊員で大尉のグエン・バン・ボー容疑者(男・37歳)。2人は起訴前に公安組織から追放されており、ボー容疑者は逮捕され、リン容疑者は在宅起訴となった。
初動捜査の結果で、2人はカラオケ店の監視・検査を怠ったことが確認されており、これが後の火災に繋がったとされる。警察は同事件をめぐり、捜査を続けている。
なお、同店のオーナーであるレ・アイン・スアン容疑者(男・42歳、ホーチミン市在住)も、これに先立つ9月16日に防火消防規定に違反した容疑で逮捕された。
以前の報道によると、同カラオケ店は2015年12月に事業許可を取得。2017年2月、ビンズオン省警察から防火設計の認証を取得しており、基準を満たした防火システムを備えていた。また、2019年、2021年、2022年の3回の防火設備検査ではいずれも規定をクリアしていたという。